レジスタントスターチは長芋・山芋どの種類が多い？冷凍保存についても！

第三の食物繊維とも呼ばれる。注目の栄養素「レジスタントスターチ（難消化性でんぷん）」。
長芋や山芋にも豊富に含まれ便秘解消やダイエットにも注目されている食材です。
長芋と山芋、どの種類に多く含まれるかや冷凍保存についてもご紹介したいと思います。

長芋と山芋の違い

よく、ネバネバする芋は「長芋と山芋」の2種類と勘違いされますが、長芋は山芋の一種です。
山芋は正式には「ヤマノイモ」といいます。
「山芋（ヤマノイモ）」は、自然薯、長芋、いちょう芋、つくね芋、などの総称。
このうち「いちょう芋やつくね芋」が「大和芋」として売られています。
自然薯や大和芋は、粘り気が強く、長芋は水分が多く、他のものより粘り気は弱いです。
普通のスーパーで手に入りやすいのは長芋と大和芋なので、長芋と山芋の2種類だと思われがちなのかもしれませんね。
これらは、長芋も大和芋も生で食べることがきる世界でも珍しい種類の芋。
日本産の長芋は海外でも人気だそうです。

長芋の栄養

「山のうなぎ」とも呼ばれ、昔から滋養強壮の野菜とされてきた長芋。
ネバネバ成分のムチンは、粘膜保護作用があり、インフルエンザ予防にも効果が期待できるとのこと。
お酒が胃腸を荒らす作用もあるとか。
またアミラーゼやグルコシダーゼ、ジアスターゼなど消化酵素が豊富なので、胃腸の消化を助けてくれます。
血行を促進する効果もあり、胃腸が弱っているときなどにも体に優しい食材です。
また、むくみをとってくれるカリウムも豊富で、女性には特に嬉しい効果ですね。

レジスタントスターチが一番多いのは？

一番多いのは自然薯、ついで大和芋、長芋の順です。
でも、自然薯や大和芋は粘り気が強く、だし汁などで薄めて使う場合が多いですね。
なので、日常的に食べるなら長芋が一番使いやすいと思います。
加熱してもレジスタントスターチは消えませんが、生のほうが7倍ほども多いとのこと！
ですので、とろろやサラダにして生食がオススメ。

長芋ジュースもおすすめ

テレビで話題となった「長芋ジュース」
レシピはとても簡単で、

長芋（できれば皮付き）
バナナ
牛乳

この3つの材料を全て100gずつミキサーで混ぜるだけ。
血糖値の上昇を緩やかにする効果も期待できるそうです。

レジスタントスターチとは

健康、美容、ダイエットに欠かせない「食物繊維」。
食物繊維といえば、水溶性食物繊維、脂溶性食物繊維と大きく2種あります。
野菜や果物などに多く含まれるものの、たくさん摂取するのは大変ですね。
でも最近、第3の食物繊維と呼ばれ注目を浴びているのが「レジスタントスターチ（難消化性でんぷん）」です。
一般的にはダイエットの敵と思われがちな炭水化物に含まれます。
消化されない（レジスタント）でんぷん（スターチ）の意味合いで、糖質なのに食物繊維と同じような働きをしてくれるもの。
小腸内で消化されず大腸まで届き、腸内細菌のエサになるそうです。
しかも、水溶性食物繊維、脂溶性食物繊維の両方を兼ね備えているとのこと。
腸内環境を整えるだけでなく、体重増加や内臓脂肪の増加を抑えたりする効果が期待できるので、ぜひ食生活に上手に取り入れたいですね。
レジスタントスターチを多く含む食品は「ハイレジ食品」と呼ばれ、冷やしご飯なども話題に。

冷凍保存について

すりおろして、とろろ状態にしたら、ジップロックなど保存袋に入れて薄い板状にして冷凍するのがおすすめです。
そうすると、必要な分割って解凍することもできます。
自然解凍にして、手軽に食べれます。
おろしたとろろに少し酢を混ぜておくと、変色を防ぐことができます。
自然解凍で手軽に食べられるので、冷凍とろろを常備しておくと便利ですね。